今日は、リクエストがあったこれからの季節に役立つおもてなしレッスンでした。
本当なら12月にするレッスンですが、12月にしか手に入らない材料のおせち料理のレッスンのため今年は11月に変更したのですが、どうして私がそこまでしておせち料理をやるのか。
それにはいろんな理由があります。
やっぱり伝統食でもあるので、おせち料理そのものを後世に伝えたい。残したい。
だからといって、昔の味の濃い料理にする必要はないと思います。 継承しつつ今の味で構わないと私は考えています。 家族みんながおいしく食べられるのが一番だからです。
あとは、自分のスキルをチェックするには一番だからというのもあります。
和食を丁寧に作ってきたら、一年間の集大成として、作ることがとても勉強になります。
あともう一つ大きい理由なのが、器。
お重です。
昔は、お花見、行事などにおにぎりでもお重に詰めていましたよね。
最近では考えられないことですが...
日本は料理ごとに器を変える、世界に例のない文化を持っている国でもあります。
そしてその特徴の一つでもあるのが漆器。
漆器を美しく飾る蒔絵など、これから使われなくなったら、職人さんがいなくなってしまいます。
伝統を継承するにはお金も時間もかかるといわれます。
だからこそお重が家にあるかたは使って欲しいなと思います。
写真は去年の生徒さんの作品です。 写真のように別に一段でもいいのです。
手軽な材料のものだけでOK! 日本料理らしさ、体験してほしいな、と思います。
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